30/10/2023
週末イベント目白押しの秋、再生に関わってる広島矢野の天畠家も収穫祭で開かれます。
「古民家集う懐かしくて新しいコミュニティーを」という短い文章書きました。
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約10年前、天畠さんは年配ながら、私が講師を勤める大学の生徒でした。尾道にて「古い家屋を活かした街づくり」のフィールドワークをした、ある夏の暑い日のこと。細い坂道を上って下りてびっしょりと汗をかいた後に、突然天畠さんから、「実は私も広島に古い民家を持ってるんです、一度見に来てくれませんか」と声をかけられ、天畠家を訪ねたのがこのプロジェクトの始まりです。
まさか広島市のこんな場所にこれほど立派な日本家屋が残っているとは想像もしていませんでしたから「狂いのない佇まい」「材のあつらえ方」「大工さんの気合いの入った技」など、建築家の眼からも感動的でした。
ですが、周りの環境の変化の中、ポツンと残された寂しさをこの家から感じたのも事実です。
さてそれから時間は経過しましたが、ついに家は開かれ人が集い始めました。天畠家は、昔から地域農事の中心的存在として、近所の人が集った場所です。「同じように使ってあげる」のがこの家にとっては一番幸せなこと。子ども達には寄り道してほしいし、お年寄りには縁側でひと休みしてほしい。みなさんそれぞれが自分の居場所の一つとして「天畠家に集う」ことで、「懐かしくて新しい」コミュニティーが生まれることを願っています。
天畠家に集う会・世話人 青山修也(建築家)