ゆう建築設計

ゆう建築設計 医療・福祉分野を中心に企画・情報発信している建築設計事務所。
東京・京都を拠点に全国で活動中。
お施主さんが大切にする考え方を共に形にしていく設計事務所です。

竣工物件のご紹介「社会福祉法人京都総合福祉協会 洛西ふれあいの里福祉施設再生事業(2023-2026)」https://www.eusekkei.co.jp/works/21825 京都総合福祉協会(以下、協会)は京都YMCAの肢体不自由児...
24/04/2026

竣工物件のご紹介
「社会福祉法人京都総合福祉協会 洛西ふれあいの里福祉施設再生事業(2023-2026)」
https://www.eusekkei.co.jp/works/21825

 京都総合福祉協会(以下、協会)は京都YMCAの肢体不自由児キャンプの取組みから始まり、児童、障害者、及び高齢者分野の福祉サービス全般に事業を拡げ、現在京都市内で23の事業所を運営されている京都市を代表する法人の一つです。京都市の北部地域と西部地域を中心に事業所を展開されており、洛西ふれあいの里(※1)は西部地域の中核になります。

■30年間委託管理した土地・建物を取得し、今後20年程度使い続けるための増改築を実施
 洛西ふれあいの里は京都市制100周年記念の一環で整備された福祉施設群として発足し、協会は開設当初から業務委託や指定管理受託者として30年以上に亘り運営に携わってこられました。この間、建物にあっては老朽化が顕著となったこともあり、京都市では民間移管を検討され、方針として「障害者の入所施設や生活介護事業所のニーズは高く、施設機能の継続は必要。一方で施設を保有し続ける場合、老朽化に伴う多額の改修経費が必要。このため、サービス継続を前提として民間移管を進める」として売却が公表されました。協会は老朽化する施設を放置できないことから利用者に関する最適化計画を京都市に提案、利用者支援に関してもその長年の取組みが評価され、民間移管の流れで土地・建物を協会が購入、所有者となったことを機に、老朽化対応と使い勝手を踏まえた最適化に係る改善に取り組んだのが今回の計画(※2)になります。

3期に亘る工事概要は下記の通りです。
1期工事:建物の外周り(屋根、防水、外壁)全面更新により躯体寿命を延ばしイメージを刷新
2期工事:増築により通所事業所を利用者の状況変化に合わせて機能拡充(授産園、デイサービスセンター)
3期工事:施設内を機能整理することにより増築をせずに空間を捻出し、居住環境整備を実現(更生園、療護園)
2期工事では更生園のエレベーター更新に係る技術的な意見提案及びデイサービスセンターにおけるリフトの導入を、3期工事では更生園の個室ユニットに見守り機器の導入を新たに進めました。3期は利用者の居ながら施工であり、安全性確保を合わせて検討しました。

■1期工事: 建物外周り(屋根、防水、外壁)全面更新により躯体寿命を延ばしイメージを刷新
■2期工事:増築により通所事業所を利用者の状況変化に合わせて機能拡充(授産園・デイサービスセンター)
就労的活動を残しつつ、個別活動スペースを新たに整備(授産園新館)
■利用者の需要に応え事業所としての独立性を確保(デイサービス浴室棟増築)
■3期工事:施設内を機能整理することにより増築をせずに空間を捻出し、居住環境整備を実現(更生園、療護園)
施設内にグループホーム的空間を創出(更生園個室ユニット整備)
■医療ケアの集約とプライバシーの両立を目指した環境整備(療護園医療ケア居室整備)
■再整備計画で実現したこと

詳細は >HP>作品紹介>障害者カテゴリよりご覧いただけます。
https://www.eusekkei.co.jp/works/21825

#建築  #建物
#障害者入所支援  #障害者通所施設 #増改築
#京都府 #京都市

#建築設計 #設計事務所  #ゆう建築設計  #ゆう設計

「フランス視察報告 パリの透析施設について」https://www.eusekkei.co.jp/concept/21812 フランスのパリで、日本とフランスの透析施設についてディスカッションしてきました。お相手の建築家 Mr. Pasca...
10/04/2026

「フランス視察報告 パリの透析施設について」
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21812

 フランスのパリで、日本とフランスの透析施設についてディスカッションしてきました。お相手の建築家 Mr. Pasca Beauはフランスで多くの医療施設を設計しており、ご自身が設計された透析センター(L’AURA Paris Plaisance)について、図面を見せてもらいながら、それぞれの国の透析施設の違いについて議論しました。
 このL’AURA Paris Plaisanceはパリの14区の住宅街に位置したHôpital Paris Saint-Josephtという病院の一角にあります。この病院は25科目の外来があり、病床数は680以上の大規模病院です。この病院の敷地内には、透析センター以外にも別の法人が運営するEHPAD(特養)などが併設されています。

■パリと日本の透析施設の違い
■パリの透析室の形状について
■スタッフ配置に基づいたベッド配分
■病院全体の配置計画

詳細は、
>HP>設計コンセプト>透析カテゴリよりご覧いただけます。
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21812

#透析 #透析施設 #フランス視察 #パリ
#建築 #建築設計 #建築設計事務所 #ゆう建築設計 #ゆう設計

時空読本No.42 「病院事業計画決定における設計者の役割」ゆう設計発行の冊子「時空読本」のNo.42 を発行しました。「病院事業計画決定における設計者の役割」をテーマにしています。特集01 病院事業計画決定における設計者の役割    建築...
19/03/2026

時空読本No.42 「病院事業計画決定における設計者の役割」

ゆう設計発行の冊子「時空読本」のNo.42 を発行しました。
「病院事業計画決定における設計者の役割」をテーマにしています。

特集01 病院事業計画決定における設計者の役割
    建築工事費高騰の中で建築計画の提案をゆう建築設計はどのように行っているか。

特集02 健診施設設計で最初に決めること
     事業者の健診の進め方を読み取り、
     「迷わず進む流れ」を先に決め、建築でつくります。

事例紹介  いすゞ自動車株式会社 いすゞ病院
      医療法人社団 啓和会 いばらき健康管理センター

作品紹介  1. 医療法人社団太公会 我孫子東邦病院 
      2. 医療法人社団愛成会 京浜総合病院

詳細は >HP>時空読本より全ページダウンロードいただけます。
ぜひご覧ください。

-建築セミナー開催のお知らせ‐2026年4月に病院事業者向けセミナー(大阪会場・東京会場)を開催いたします。今回のテーマは、【病院事業計画で『ゆう建築設計』がおこなっていること 事業計画の初期段階から設計者が関与することが建築費高騰への対策...
16/03/2026

-建築セミナー開催のお知らせ‐
2026年4月に病院事業者向けセミナー(大阪会場・東京会場)を開催いたします。

今回のテーマは、【病院事業計画で『ゆう建築設計』がおこなっていること 事業計画の初期段階から設計者が関与することが建築費高騰への対策のカギとなる】です。
本セミナーでは、事業計画の企画構想段階から建物の完成に至るまでに設計者が果たす役割や意義についてお話します。

病院建替えをお考えの方、新規事業を躊躇もしくは断念したが再考をご検討されている方は、是非セミナーにご参加ください。

《事業者に伴走する ゆう建築設計 の取り組み≫
□病院継続か ⇔ 診療所への転換か
 検証を重ねた1 床当たり46.5㎡のミニマム設計 コスト最優先で老朽化病院の全面建替えを実現

□2 期工事でのコスト調整を見据えて工期を分割
 建築費高騰に伴い、2 期工事での設計変更・コスト調整を前提に工期を分割し、病院建替えを実現

□設計者が提示するコストシミュレーションが事業の方向性を決定づける
 建築費が事業費を圧迫 移転・敷地内建替え・増改築など複数の選択肢が基本構想の土台となる

□ 病院機能・必要面積を確保した上で、ゼネコンとの交渉で計画を実現
 基本計画段階で高精度の概算をとり、無駄を省いた設計でコストコントロールを実践した事例

□ゼネコンの移転新築案で事業を断念⇒ 敷地内の居ながら建替えにシフトし事業を実現
 工事中、病床数を減少しつつ極力減収を抑えながら、厳しい敷地制約の中で居ながら建替えを実現 
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大阪会場
■日 時:2026年4月18日(土)
     〈受付〉13:00~ 
     〈セミナー〉13:30~17:00
■会 場:ハービスENT 9階1号室
■申込ページ https://www.eusekkei.co.jp/seminar/21478
東京会場
■日 時:2026年4月25日(土)
     〈受付〉13:00~ 
     〈セミナー〉13:30~17:00
■会 場:ビジョンセンター東京八重洲904号室 
■申込ページ https://www.eusekkei.co.jp/seminar/21477

ゆう設計のHPより、お申込みを受付しております。
ぜひご参加ください。

※事業者向けのセミナーですので、それ以外の方のお申込みはご遠慮いただいております。

・プログラム内容は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
・ご参加いただいた方にはアンケートのご協力お願いいたします。

連載形式のコラム「Design Study」では設計を進める過程での様々な情報をお伝えしています。今回ご紹介するのは「フランス視察報告1 自閉症の家(LA MAISON DE L’AUTISME)」です。詳細は@eusekkeiのリンク>H...
02/02/2026

連載形式のコラム「Design Study」では設計を進める過程での様々な情報をお伝えしています。
今回ご紹介するのは「フランス視察報告1 自閉症の家(LA MAISON DE L’AUTISME)」です。

詳細は@eusekkeiのリンク>HP>DesignStudyからお読みいただけます。
https://www.eusekkei.co.jp/designstudy/21399

竣工物件のご紹介「まつもと皮膚科クリニックannexis&siesta(増築)」https://www.eusekkei.co.jp/works/21439■設計の背景・概要2013年に京都府福知山市に皮膚科クリニックを開設し、その後二度に...
23/01/2026

竣工物件のご紹介
「まつもと皮膚科クリニックannexis&siesta(増築)」
https://www.eusekkei.co.jp/works/21439

■設計の背景・概要
2013年に京都府福知山市に皮膚科クリニックを開設し、その後二度に渡る増改築を経て、2025年、第四期工事となる「annexis&siesta」増築工事をおこないました。増築棟は木造2階建とし、既存棟とは1階部分を通路でひと続きとしています。増築部分の外観は既存と同じ材料・デザインモチーフを使用し、ある種の一体性を帯びていますが、これまでとは異なる色を採用し別館として新たな息吹を吹き込むことにしました。 患者数・従業員数の増加に伴い、今回の計画では美容医療に特化した診察エリアの拡充とスタッフエリアの刷新を実現しています。

■「annexis&siesta」
「annexis」と名付けた増築棟の1階部分には診察エリア(3診)に加え、管理エリアとして副院長室、ストックヤードを兼ねた洗濯場、スタッフ通用口を設けました。 2階には「siesta」と称した従業員の専用スペースを設けています。

■診察エリア
24畳ほどの大きな空間をカーテンで3つの診察ブースと通路に分け将来の可変性に配慮しています。壁には耐久性・耐水性・耐摩耗性・意匠性に優れたメラミン化粧板を採用し、高級感のある仕上を施しました。 作業台は石と木の天然素材に既製品のステンレスシンクを組み合わせ、見た目の美しさと使いやすさを両立させています。

■siesta(従業員専用スペース)
■Turning Spot

詳細は >HP>作品紹介>診療所カテゴリよりご覧いただけます。
https://www.eusekkei.co.jp/works/21439

竣工物件のご紹介「医療法人社団太公会 我孫子東邦病院」https://www.eusekkei.co.jp/works/21349■老朽化に伴う移転新築と新たな病院設計方針長年、我孫子市の地域医療を支えてきた我孫子東邦病院は、建物の老朽化に...
09/01/2026

竣工物件のご紹介
「医療法人社団太公会 我孫子東邦病院」
https://www.eusekkei.co.jp/works/21349

■老朽化に伴う移転新築と新たな病院設計方針
長年、我孫子市の地域医療を支えてきた我孫子東邦病院は、建物の老朽化により現病院から約2㎞圏内に位置する、旧水戸街道沿いの高台に、耐震性と地域医療の継続のために移転新築された。

■ホテルライクな穏やかな医療空間
本計画の設計コンセプトの核となったのは、患者が少しでも前向きな気持ちで治療期間を過ごせる環境づくりである。理事長の「病院生活をホテル滞在のように快適にしてほしい」という想いを受け、外観・内装ともに“ラグジュアリーモダン”デザインを採用した。従来の医療施設のイメージを払拭しつつ、医療の場として不可欠な清潔性、安全性を確保したうえで、通院や短期入院といった心身に負担の大きい時間を、明るく穏やかなものに変えることを目指した。待合や廊下、病室などの共用空間には、素材感・照明・色彩計画を丁寧に落とし込み、患者・家族・スタッフが安心して過ごせる「穏やかな医療空間デザイン」とした。

■移転計画における病院コンセプト:手術・透析・リハビリ・健診部門の強化
・手術部門の強化
・リハビリ部門の強化
・健診部門の強化
・透析部門の強化
・感染対策
■快適な透析治療環境のために 「ゆう設計空調システム」の採用

詳細は >HP>作品紹介>病院カテゴリよりご覧いただけます。
https://www.eusekkei.co.jp/works/21349

【高齢者】設計段階から始めるコスト削減の工夫https://www.eusekkei.co.jp/concept/21332京都府下ではユニット型でかつ個室とすることが特養の建替計画の条件でした。ここで紹介する京都府与謝郡与謝野町の特別養護...
18/12/2025

【高齢者】設計段階から始めるコスト削減の工夫
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21332

京都府下ではユニット型でかつ個室とすることが特養の建替計画の条件でした。ここで紹介する京都府与謝郡与謝野町の特別養護老人ホーム与謝の園は、従来型特養の老朽化による移転新築の計画を2022 年に行ない、2024 年に15 人ユニット型特養に建て替わりました。計画当初は1ユニット10 人のユニット型特養の計画としていましたが、設計中に1ユニットの上限人数の緩和があり、15 人定員で計画をすることが可能になりました。それと同時に工事費上昇の影響が顕著になってきた時期でもありました。
 この計画では、設計段階から建設コスト削減の工夫を行なっています。ここではその工夫の一部を紹介します。

《社会福祉法人北星会 特別養護老人ホーム与謝の園》
1985 年4 月に開設した従来型特別養護老人ホーム与謝の園を元小学校跡地に移転新築する計画です。地域にとって思い入れがある場所であり、敷地内には小学校の卒業記念植樹等を保存した公園、施設内には地域交流ホールを整備し、周辺の方々が立ち寄りやすく開かれた施設を目指します。また、移転を機に従来型のケアからユニット型の個別ケアに移行し、これまで以上に入居者様ひとり一人に寄り添った質の高いケアが提供されます。

1.従来型特養からユニット型特養へ
 旧与謝の園は定員90 名の従来型特養で、入居者は要介護度重度といえ身体的には残存能力の高い方も多く、食堂や窓辺など共用部のなかで様々な居場所をつくり生活しておられました。新しい与謝の園でも、入居者が思い思いの居場所で過ごせること、介護職員にとっても介護しやすい・働きやすい空間になることをコンセプトとしました。15 人ユニットとはいえ、共同生活には少なくない人数ですので、ユニット内で様々な居場所を設け、少人数でその方のペースで過ごすことができる場所づくりを目指しました。
 新しいユニットのフロア内は共同生活室は3 か所あります。その中でもメインとなる共同生活室1・2はユニットキッチンを中心に一体的な空間になるように計画しています。共同生活室3はまた別のリビングとして活用され、入浴前後のくつろぎの場となります。
 要介護度の重度化に伴い、入居者が居室で過ごされる時間は長くなり、見守りが必要になってきます。限られた職員数の中で、見守りセンサーの導入により、職員が駆けつける緊急度を確認しながら、建築的な面だけでなく、設備的な面でも介護業務を効率化し、入居者に適切なケアが提供できる計画としています。

2. 15人ユニットの 適正な床面積を探る
3. 15人ユニットでの居場所づくり
4. そのほかのコスト低減の工夫
   □建物構造の決定
   □設備仕様の選定

詳細は、
>HP>設計コンセプト>高齢者カテゴリよりご覧いただけます。
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21332

【高齢者】工事費上昇の中で、特養計画をどのように進めるかhttps://www.eusekkei.co.jp/concept/21324工事費の上昇は福祉系施設の新築や改修に大きな影響を与えています。 建築工事のコストはこれまでも計画時での...
12/12/2025

【高齢者】工事費上昇の中で、特養計画をどのように進めるか
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21324

工事費の上昇は福祉系施設の新築や改修に大きな影響を与えています。 建築工事のコストはこれまでも計画時での重要なテーマでした。 しかし最近の工事費の値上がりは、計画自体をあきらめるかどうかの判断をするところまで来ています。

1. 事業計画の変更
 計画を進めていた特養案件のうち、1件が建て替えをあきらめるかどうかというところまで来ました。 予算段階では坪単価120万円で進めていましたが、この一年の状況を見ると鉄骨造で坪150万円を超えることが予想され、事業計画を見直すことになりました。 特養と養護の全面建て替えを計画したのですが、養護は既存建物の改修とし、特養のみを建て替えることにしました。 このように、工事費の上昇は事業計画そのものの見直しになる場合も出てきています。

2.工事費の推移 地方も上昇
 これまでの特養設計は、事業者の予算と、設計者の概算見積もりはそれほど開きはなく設計過程で、建物仕様を調整することでほぼ対応できました。
 ところが最近のコスト上昇にはこれらの検討で対応できない場合も出てきています。コスト上昇は都会だけでなく、地方でも同じように起こっています。

3.福祉施設のコストを決める要素は何か
4.特性への建築対応でコストは変わる
5.木造の可能性
6.介護機器の選択
7.特養設計でコストを考えることは計画を良くすることになる

詳細は、
>HP>設計コンセプト>高齢者カテゴリよりご覧いただけます。
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21324

【障害者】「ゆめふる成田」から学ぶこと 各施設独自の建築的対応を作り上げるためにhttps://www.eusekkei.co.jp/concept/211131) 「ゆめふる成田」の障害者一人一人に合わせた建築対応と、そこから私が導き出す...
06/10/2025

【障害者】「ゆめふる成田」から学ぶこと 各施設独自の建築的対応を作り上げるために
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21113

1) 「ゆめふる成田」の障害者一人一人に合わせた建築対応と、
そこから私が導き出す標準化とは

 障害者入所支援施設「ゆめふる成田」ではこれまで他の施設ではあまり見られない取り組みが行われています。住んでいる人、一人一人に合わせて居室を作っていることです。この試みは、ゆめふる成田を運営する社会福祉法人菜の花会 小林勉理事長の「『人』が『主』人公になれること、それが『住』まいである」という考え方から実現しました。
 これまで障害者の特性に合わせた建築的工夫は、壊れにくい壁、建具などの建築仕様や、特性によって機械浴を変えるなど設備機器の対応が行われてきました。また建築プランも少人数で暮らすユニット化などが行われてきましたが、居室を使う人に合わせてすべて変える試みはゆう設計では初めてです。
 ゆめふる成田はゆう建築設計ホームページに掲載しています「自閉症に寄り添うすまいがほしい ゆめふる成田の施設づくり 河井美希」で詳しく説明していますので、是非ご一読ください。 
 
■ゆめふる成田の40の異なる居室とは
 40 人の異なる個室は、使う人、一人一人への小林理事長や支援員さんの思いを建築にしていった結果です。出来上がったものを多くの障害者施設関係者に見てもらうにあたり、個人ごとへの対応と共に、どのような建築的要素で実現できているかを分析し、それぞれの施設独自の対応を作り上げていくことの手掛かりとなるようにと思っています。ゆめふる成田の建築を作る時は、プランや仕様の標準化という発想は全くなかったのですが、私はこれからの障害者施設を考えていくうえで、このゆめふる成田を分析し、参考にすることが大事だと思っています。
 標準化は様々な切り口で可能です。ここでは「トイレ、洗面、物入、間仕切り壁、スクリーン」などの建築要素によって、パターン化してみます。

■各棟の居室のタイプ分布は棟ごとに異なります
 落ち着く場所を作るには、いくつかの空間分離方法が必要で、完全に複数の部屋を持つ場合と、スクリーンで緩やかに分離する場合とを選択します。
 トイレや洗面の設置は、入居者に合わせて選択します。
 このように棟ごとに各タイプの割合を見ていくと、棟ごとの特徴が出てきます。

2) 障害者施設の計画もコストを考えるようになります
1:居室を特性によって異なる計画にすることは、コストも違ってくる
2:各部屋の面積をどの程度にするかはコストを決める大きな要素

※『時空読本No.38』2024年5月発刊 記事

詳細は、
>HP>設計コンセプト>障害者カテゴリよりご覧いただけます。
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21113

【障害者】障害者の建築計画は大きく変わったhttps://www.eusekkei.co.jp/concept/211111) 障害者施設の建築設計「障害特性への細やかな対応、さらに個別対応へ」 「標準化」 「コスト」  ゆう建築設計ではこ...
26/09/2025

【障害者】障害者の建築計画は大きく変わった
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21111

1) 障害者施設の建築設計
「障害特性への細やかな対応、さらに個別対応へ」 「標準化」 「コスト」
 
 ゆう建築設計ではこの5年間で20件を超える障害者の建築を計画しました。
そこでの建築計画の特徴は「障害特性への細やかな対応、さらに個別対応」「標準化」「コスト」の3点です。今後の障害者施設の建築計画を行う上で重要なキーワードです。これに支援員の働きやすさ、支援のしやすさが加わります。

1:特性分類の多様化、利用者への理解が個人単位で
 障害者の特性分類が施設によって異なります。重度、軽度、強行などの分類から、各利用者の特性をより伝わりやすいい言葉で表すようになっています。特性に対応する建築的工夫も施設ごとの考え方や分類方法に合わせて細かく対応しています。
 入居者全員の個人アセスメントを作成する施設も増えてきました。個人への対応を支援で行うのは当然ですが、建築も個人ごとに対応を変えて設計するケースが出てきています。

2:標準化の対象が広がっている「落ち着ける」の標準化まで考える
 利用者個人への建築対応が進んでいますが、新たに施設を作る場合入居予定者個人ごとの資料がない場合がほとんどです。利用者の特性の詳細がわからなくても、建築対応は行わなければいけません。
 千葉県成田市に竣工した「ゆめふる成田」は自閉症の方のすまいですが、各個室はそれぞれ個別に計画しています。今後入居予定者がわからない場合でも、自閉症の方の個室をいくつかに標準化し、数種類の個室パターンを作っておくことになるでしょう。
 成田では「落ち着いて暮す」ことができる建築からの対応を考えました。この例で分かるように、障害特性への建築対応の標準化は、「破壊」「失便」などの項目から、「落ち着かない」「感情が不安定」などへも建築ができる事、行わなければいけないことがあるのではないかと考えるようになってきています。

3:工事費が上昇する中で、特性対応のコストが大きな要素となる

2)ゆう建築設計の障害者建築への向き合い方  「建築は支援の一つ」

※『時空読本No.38』2024年5月発刊 記事

詳細は、
>HP>設計コンセプト>障害者カテゴリよりご覧いただけます。
https://www.eusekkei.co.jp/concept/21111

住所

四坊堀川町617番地
Kyoto-shi, Kyoto
6048254

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