04/05/2026
奈良に行く予定があったので、奈良在住のスタッフにおすすめの寺社を尋ねてみました。いくつか挙げてもらった候補の中から、今回は伺いやすそうな浄瑠璃寺と新薬師寺を訪ねてみることにしました。
新薬師寺のほうは、すぐ近くで住宅の現場があったこともあり、これまでに何度か訪れたことがありましたが、浄瑠璃寺は今回が初めての訪問です。
どちらも本堂は非常に美しいプロポーションをしており、外観を眺めているだけで満ち足りた気持ちになります。静かに佇むその姿からは、時代を超えて受け継がれてきた均衡の美しさが感じられました。
浄瑠璃寺は平安時代後期、1157年頃に建てられたとされ、国宝である九体の阿弥陀如来像が横一列に並ぶ光景は圧巻で、堂内に足を踏み入れた瞬間、空気が変わるのを感じました。一方の新薬師寺はさらに時代が遡り、奈良時代(710年ごろ)に創建された建物で、国宝の薬師如来坐像と十二神将立像が円形の仏壇上に配置されています。当初は本堂ではなく、修行のためのお堂として建てられたという背景も興味深いものです。
仏像好きのスタッフに勧められただけあり、どちらの寺も、ただ建築を観るというよりも、仏像そのものに引き込まれていくような体験となりました。普段のように建築と庭との関係性を読み解くというよりも、ひたすらに仏像の美しさと向き合う時間となりました。