株式会社Design du Koh 【デザイン・ド・コウ】

株式会社Design du Koh 【デザイン・ド・コウ】 北海道・札幌の建築設計事務所です。北海道の地域に根ざした温熱環境は?

風景への構え方を考える.建築は,風景の中にひとつの存在として立ちます.その輪郭の強さや,周囲との対比の仕方が,その場所にふさわしいものであるかをいつも考えています.例えばこの「斜景の家」は,住宅街でありながら,高台にある敷地に建っています....
17/06/2026

風景への構え方を考える.

建築は,風景の中にひとつの存在として立ちます.
その輪郭の強さや,周囲との対比の仕方が,その場所にふさわしいものであるかをいつも考えています.

例えばこの「斜景の家」は,住宅街でありながら,高台にある敷地に建っています.

斜面地の住宅街という風景の中で,メインとなる居場所を近くの住宅からゆるやかに守りながら,遠くに見える街並みや空に向かって開くこと.
そして,斜面に対して確かな強さを持つ,はね出しのある形状を与えること.

そうすることで,この建築がこの場所に立つ姿勢をつくろうと考えました.

住宅街の中にあっても,過度に威張るのではなく,懐古的な表情に寄せるのでもない.
幾何学性のある形状と抑制したディテールによって,街並みの中に確かな輪郭を与え,時間を経てもその場所に立ち続けられる建築を目指しています.

建築は,ただ周囲に馴染めばよいわけでも,強く主張すればよいわけでもありません.
その場所の風景に対して,どのような構え方を持つべきか.
その問いを重ねることが,時間に残る建築につながると考えています.

施工管理:紺野建設株式会社
建築写真:永井博史

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風景の中で立ち,時間に残る建築をつくる

北海道・札幌の建築設計事務所
株式会社 Design du Koh

設計:株式会社Design du Koh
施工:紺野建設株式会社  
撮影:永井博史 


#建築家の考え #建築家の仕事 #設計思想 #建築を考える #風景と建築
#住宅設計 #別荘建築 #店舗設計 #宿泊施設設計 #北海道の建築 #札幌の設計事務所 #北海道の設計事務所

風景の中で立ち,時間に残る建築をつくる最近,Design du Kohとして大切にしていることを,少しずつ言葉にしています.自邸の設計過程でも触れてきましたが,今,自分が建築に対してどのようなことを考えているのかを,少し書いてみようと思いま...
10/06/2026

風景の中で立ち,時間に残る建築をつくる

最近,Design du Kohとして大切にしていることを,少しずつ言葉にしています.
自邸の設計過程でも触れてきましたが,今,自分が建築に対してどのようなことを考えているのかを,少し書いてみようと思います.

建築は,平面や機能の集合ではなく,風景の中に立ち現れる,ひとつの存在だと考えています.

どのような輪郭を持つのか.
どのくらいの強さで風景と向き合うのか.
そこに居る人の時間を,どう受け止めるのか.

完成した瞬間だけ美しい建築ではなく,年月を重ねてもその場所に在り続け,人の記憶に残る建築をつくりたい.
それが,今の自分の設計の出発点です.

住宅,別荘,店舗,宿泊施設.
用途が変わっても,考えていることの根は同じです.
その場所にふさわしい建築とは何かを,これからも一つひとつ考えていきたいと思います.

写真2件の施工:紺野建設株式会社
建築写真:永井博史
建築パース:作成した建築模型をもとにChatGPTで制作したものです(施工者未定)

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風景の中で立ち,時間に残る建築をつくる

北海道・札幌の建築設計事務所
株式会社 Design du Koh

設計:株式会社Design du Koh
施工:紺野建設株式会社  
撮影:永井博史 


#建築家の考え #建築家の仕事 #設計思想 #建築を考える #風景と建築
#住宅設計 #別荘建築 #店舗設計 #宿泊施設設計 #北海道の建築 #札幌の設計事務所 #北海道の設計事務所

内装をどう考えるのか.(自邸設計の経過⑧)素材の扱いについて,普段から気をつけていることがあります.それは,素材に無理をさせないことです.木は木として,石は石として,鉄は鉄として,それぞれ固有の時間を過ごしながら変化していきます.その変化が...
06/06/2026

内装をどう考えるのか.(自邸設計の経過⑧)

素材の扱いについて,普段から気をつけていることがあります.

それは,素材に無理をさせないことです.

木は木として,石は石として,鉄は鉄として,それぞれ固有の時間を過ごしながら変化していきます.
その変化が自然であるほど,空間には少しずつ風格が生まれ,時間に耐える雰囲気になっていくのだと思います.

逆に,何かに見せかけた素材や,素材の性質と離れた使い方をしたものは,時間が経つほど違和感が強くなってしまうことがあります.

もちろん,予算や性能,メンテナンスの都合の中で,複合材や工業製品を使うこと自体を否定したいわけではありません.
ただ,自邸では,できるだけ素材そのものの性質が素直に現れ,一緒に歳をとっていけるようなインテリアを整えていきたいと考えています.

限られた予算の中でも,生の素材が持つ時間の流れをうまく受け止められるように,慎重に選んでいきたいと思っています.

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ただ,いい建築をつくりたい.

北海道・札幌の建築設計事務所
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#素材の選び方 #内装デザイン #経年変化を楽しむ #時間に耐える空間

雪景の斜門(計画)現在検討中の案です.以前温めていたアイディアが,今回のご要望と想像以上によく重なり,「これはいけるかもしれない」と感じたところから始まった案です.山に囲まれた風景の中で,ただ埋没していくのではなく,別荘としての存在感をしっ...
03/06/2026

雪景の斜門(計画)

現在検討中の案です.

以前温めていたアイディアが,今回のご要望と想像以上によく重なり,「これはいけるかもしれない」と感じたところから始まった案です.
山に囲まれた風景の中で,ただ埋没していくのではなく,別荘としての存在感をしっかり持つこと.
その一方で,街中に置かれるような無関係なキューブではなく,風景と建築とが,緊張感を持ちながら互いを受け入れるようなたたずまいを目指しています.

もともとのアイディアでは,1階の凹んだ部分は車を停める場所として考えていました.
ただ,バレルサウナを置きたいというご要望を受けて,ここを外気浴のできる「外の部屋」のように使えるのではないかと考えたことが,この案のスタートになっています.

提案した段階でとても気に入っていただけたようで,おおよそこの方向で進められそうです.
昨今の情勢の中で予算だけが少し気がかりですが…

※このパースは,建築模型をもとにChatGPTで作成したものです.

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#北海道の建築
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#設計プロセス #別荘建築 #ヴィラ #非日常の建築 #風景と建築 #眺望のある建築

森景のすまいに,花の季節がやってきました.以前ご紹介した「森景のすまい」を,再び撮影させていただきました.お施主様から「飽きのこない住宅です」とおっしゃっていただき,とてもうれしく思っています.オオバナノエンレイソウの咲く森とともに,季節の...
27/05/2026

森景のすまいに,花の季節がやってきました.
以前ご紹介した「森景のすまい」を,再び撮影させていただきました.
お施主様から「飽きのこない住宅です」とおっしゃっていただき,とてもうれしく思っています.
オオバナノエンレイソウの咲く森とともに,季節の移ろいを楽しみながら暮らしておられるようでした.
今回,写真もいくつか更新しています.
よろしければ,ぜひご覧ください.

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日本で一番良い家づくりは、北海道の家づくり

設計:株式会社Desidn du Koh
施工:紺野建設株式会社  
撮影:永井博史 

#紺野建設株式会社 #建築 #建築家 #新築 #建築デザイン #敷地を活かす #風景と暮らす #住み続けてわかる家 #森とともに #窓のある風景 #四季を映す住まい #建築と自然 #建築写真 #北海道 #札幌 #十勝 #釧路

野に開く家(計画)お客様は,ご自身の暮らしのイメージを簡単な図にして持ってきてくださいました.それをそのまま形にするのではなく,対話を重ねながら,必要な関係を読み取り,整理し直していきました.スケールを整え,動線を見直し,空間同士のつながり...
03/05/2026

野に開く家(計画)

お客様は,ご自身の暮らしのイメージを簡単な図にして持ってきてくださいました.
それをそのまま形にするのではなく,対話を重ねながら,必要な関係を読み取り,整理し直していきました.
スケールを整え,動線を見直し,空間同士のつながりを組み替えることで,最初の案が立ち上がっています.

結果として,お客様の要望にしっかり応えながらも,どこか普遍性を持った平面に近づけたのではないかと思います.

広く気持ちのよい庭を,単に“眺めるもの”ではなく,主室と一体で使える場所にしたいと考えました.
そのために濡れ縁のような中間領域を設け,さらにカーポートと連続した形で全体をまとめています.
そうすることで,野に向かって開きながらも,風景に埋もれすぎない輪郭を持つ案になりました.

※このパースは,建築模型をもとにChatGPTで作成したものです.

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中空のヴィラ(計画)現在検討中の案です.1階をコンクリート造とし,その上に2階を力強く持ち出した形状としています.豪雪地帯で美しい山並みを眺めること.そして,非日常を楽しむ場所として,周囲の視線をあまり気にせずに過ごせること.そうした条件を...
11/04/2026

中空のヴィラ(計画)

現在検討中の案です.

1階をコンクリート造とし,その上に2階を力強く持ち出した形状としています.
豪雪地帯で美しい山並みを眺めること.そして,非日常を楽しむ場所として,周囲の視線をあまり気にせずに過ごせること.
そうした条件を考えていくと,この形はごく自然に導かれてきたようにも思います.

住宅と似ているようで,どこか少し違う.
日常を受け止める器というより,非日常を際立たせるための器として考えると,設計の重心も少し変わってきます.
住宅を設計してきた自分が,どこまでそこから距離をとれるのか.
そのあたりも含めて,とても興味深く感じています.

※このパースは,建築模型をもとにChatGPTで作成したものです.

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ただ,いい建築をつくりたい.

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素材が喚起させるイメージと距離をとる(自邸設計の経過⑦)少し間が空いてしまいましたが,自邸設計の続きです.素材については,どうしても好き嫌いで語られがちな部分でもあります.もちろん,素材を感覚的な好みから選ぶこと自体を否定したいわけではあり...
07/04/2026

素材が喚起させるイメージと距離をとる(自邸設計の経過⑦)

少し間が空いてしまいましたが,自邸設計の続きです.

素材については,どうしても好き嫌いで語られがちな部分でもあります.
もちろん,素材を感覚的な好みから選ぶこと自体を否定したいわけではありません.
ただ,自邸ではそれに加えて,その場所に建つ資格のようなものも考えてみたいと思っています.
これまで考えてきた形状や構成の話と同じように,素材にもまた,その場所に建つための資格のようなものがあるのではないかと考えています.

建築を,風景の中で持続する形態として捉えるなら,素材についてもまた,その存在の妥当性を問わなければならないのだと思います.

片流れの形状に,たとえばガルバリウムのようなシャープな素材を与えると,その建築は「現代的なミニマリズム」という意味で消費されてしまうおそれがあります.
これは前回,三角屋根にまとわりつくノスタルジックな意味を避けようとしたのと,同じ発想です.

一方で,気候風土や経済性を考えると,候補として残ってくるのは,やはり木板でした.

ただ,木板をそのまま使えば,今度は「アンティーク」や「自然派」といった別の意味を強く帯びるかもしれません.
しかし,軒を抑えたシャープな片流れの形状は,そうした木のイメージをそのまま受け取らせないだけの抽象性を持っているようにも思えました.

さらに,この木板を黒く塗ることで,「木であること」の意味を少し遠ざけることができます.
素材そのものを消すのではなく,素材が喚起するイメージとの距離をとりながら,
建築全体の抽象度を高めていく.

そうすることで,この家が,特定の趣味や時代の気分に回収されすぎず,もう少し普遍的なたたずまいを持てるのではないかと考えています.

※このパースは建築模型の写真からChatGPTで作成したものです.

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形状が見えてくる(自邸設計の経過⑥)少し間が空いてしまいましたが,自邸設計の続きです.「三角屋根」から始めた設計でしたが,敷地の状況を考えると,① 両脇に雪を落とすだけの余裕はあまりないこと② あまりにノスタルジックな形として消費されるおそ...
11/03/2026

形状が見えてくる(自邸設計の経過⑥)

少し間が空いてしまいましたが,自邸設計の続きです.

「三角屋根」から始めた設計でしたが,敷地の状況を考えると,

① 両脇に雪を落とすだけの余裕はあまりないこと
② あまりにノスタルジックな形として消費されるおそれがあること
③ 雪を載せたままにしないこと,そしてシンプルな矩形平面という合理性が継承されていればよいと考えたこと

から,切妻屋根の形状は一度更新することにしました.

特に気になっていたのは②です.
「三角屋根」というプロポーションが,住宅街という側面も持つ今回の敷地に建つことで,懐古主義的な意味を,意図せずとも強く帯びてしまうのではないかと感じました.

形状は合理性だけでなく,意味も帯びる.
建築は,環境だけでなく,社会の中にも建っている.

そうしたことに少しずつ自覚的になってきたとき,片流れのシンプルな形状のほうが,ここに建つ建築として妥当性があると考えるに至りました.

直感に頼って進めてきた「自分なりの形状のつくり方」が,少しずつ,自覚的な操作として扱えるようになってきた気がしています.
次は,この形状にどのような素材感を与えるかを考えていきます..

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形状と平面をまとめる「構成」(自邸設計の経過⑤)建築は平面からつくられるのか,それとも形状からつくられるのか.前回は,「まず建築として成立する外形や形式,骨格があり,内部はその中で住みこなされていく」という考え方が,自分にはしっくりきている...
17/02/2026

形状と平面をまとめる「構成」(自邸設計の経過⑤)

建築は平面からつくられるのか,それとも形状からつくられるのか.

前回は,「まず建築として成立する外形や形式,骨格があり,内部はその中で住みこなされていく」という考え方が,自分にはしっくりきている,というところまで整理しました.

平面から考え,形状がその結果として現れるのであれば,形についてそれほど悩む必要はありません.
しかし,形状から平面を導こうとすると,そう単純にはいきません.
機能同士の関係を整理するために,ときに飛躍が必要になります.

そういうとき,私は一度「構成」という層を挿入します.
平面でもなく,形状でもない.
そのあいだにある,関係の秩序のようなものです.

今回の自邸では,まず断熱効率を考え,外形を正方形としました.
そのうえで,
・視界の広がる南側を大きく開く
・道路(住宅街)側はしっかりと閉じる
・エントランス部分を切り欠き,雨や雪を避けられる軒下をつくる
・中心にコアとなる囲まれた空間を置き,その周囲を柔軟に使えるようにする
といった操作を加えています.

これはまだ平面でも立面でもありません.
形状やレイアウトになる手前の,「建築としての方向性」を与える作業です.

わかりやすくするためにアクソメトリックで描いていますが,実際にはもっと曖昧で,頭の中にあるぼんやりとした像を,行きつ戻りつしながら少しずつ定着させていきます.

この「構成」という考え方では,

・周辺環境との関係
・敷地の使い方の妥当性
・求められる機能を受け止める動線や配置
・さらに,将来の変化にも耐えうる柔軟性

といったことを同時に扱います.

構成とは,機能をうまくまとめるための技術ではなく,
建築が時間に耐えるための骨格だと,今は考えています.

この「構成」は,自邸に限らず,ほとんどのプロジェクトで無意識に使ってきた思考の枠組みでもあります.

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ただ,いい建築をつくりたい.

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住所

中央区北4条西16丁目 1
Sapporo-shi, Hokkaido
0600004

営業時間

月曜日 09:00 - 18:00
火曜日 09:00 - 18:00
水曜日 09:00 - 18:00
木曜日 09:00 - 18:00
金曜日 09:00 - 18:00
土曜日 09:00 - 18:00

電話番号

+81116887202

ウェブサイト

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