11/02/2026
群馬県藤岡市に100年以上前に建設された建物を歯科クリニックに再生するプロジェクト。内科医院としてかつて使われれ、地域医療に従事していた中島家は現在は歯科医として新たな形で地域に根ざしている。
二代目となる院長は内科医時代からの地域従事の姿勢を継承するべく古い建屋の再生を決断した。それは歯科治療の本質ともいえる「天然歯の保全」に近い「建物の再生」と親和し、新医院長の考える歯科治療を追求する姿勢の表れである。
当プロジェクトでは建物の調査を解体前から入念に行い、100年の時を超えた「アダプティブリユース」という建物価値を損なわない再生を試みた。完成した空間は古い建物としての様相と清潔度を要求される現代の施設性能のバランスを追求することとなった。事業主、建築士、工務店の3者が手を組んだ挑戦のプロジェクトといえる。